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2005年 02月 24日
2005年 02月 24日
午前9時起床、コーヒーと雑多豆など。
今日から母の抗癌剤治療(点滴)が始まるもので、のんびりと病院に向かう。
今日も東西線で早稲田に出て、毎日同じというのも曲がないもので夏目坂の上のガソリンスタンドから不見転で右折してみたら道に迷う(笑)。
迷うが、それなりに風情のある界隈でもあり、散歩がてらのんびり歩いているうちに「すみません、東京女子医大はどちらでしょう」って通りがかりの奥様に尋ねられちゃってですね。しょうがないから本気を出して、太陽(短針と「12」の中間が真南)とテレビアンテナ(東京タワーを指している)を当てにしてとっとと病院へご案内する。なんでもご友人が大病を患って入院中なのだそうで、面会謝絶なのだがいちおう顔は出したいのだそうで。
こういうときのお見舞い品ってなにがいいんでしょうねえ。
ごめんなさい判りません。タオルとかゲーム機とか、好みが判るならば書籍とか、ハードがあるならエンタテイメント系のソフトでしょうかねえ、なんてお話ししながらやはりのんびりと。
なんでのんびりしているかというと、抗癌剤が仮に副作用を引き起こすとしてもそれは点滴の後期乃至は終了後なので、開始直後に行ってもあんまり意味はないのだな。だいたい最初は生食なんだから副作用なんかあるわけもなし。
それに、患者本人が3月末からのドイツ合唱旅行にまるっきり行くつもりなのだから、うっかり心配すると損するぞ。話の端で、半端に英語とドイツ語のできる僕が付き添うというプランがあるらしいことを聞いて仰天する。そんなに‥‥あ、ヒマだ。
到着してみたらまだ点滴は始まっていなくて、そのうち看護婦さんがいらして、静注を2回しくじってですね。そのうち「名人」の名を恣にする主治医さんがいらっしゃいました。もちろん「"注射手技"って点数ついたよな」なんてことは言わずに、「看護婦さんの経験値を上げたったということで親子して納得する。
なにたいして痛いわけでもあるまいし(ひとごと)、さいきんの若い人とオバサンは「医療もサービス業だ」と心得ているらしくて「点滴すんならナカタ先生呼んでこい」とか威張ったりもするなんていう話を聞くにつけ、卑屈になるわけではないとしてせめて敬意を払う患者ではありたい、という感じなんだな。
早朝の回診にはナガイ先生(たぶんイレッサに関しては権威)がいらして、イレッサ報道についての批判を開陳していかれたらしい。ナガイ先生としてはイレッサを薦めたようなのだが、ごめんなさい手遅れですよね。
他意なくナマを言わせていただけるなら、僕らがムンテラ以前に入手できる情報は書籍とネットにまず限られています(この場合、口コミは役に立たない)。毀誉褒貶のある各種情報について、書籍については好意的なバイアスがあるだろう、ネットについては否定的なバイアスがあるだろう、くらいのことは判ります。そのあたりは考慮したうえで(配偶者はかなり大量の書籍を読んでいます)判断したわけで、じゃあなんで死病の治療にあたってあなたがムンテラに臨まないの。
専門家が確信を持って言ってくれるのならばその話に乗るちゅうの。
調査というのは「情報収集と判断」に懸かるものだが、収集にも判断にも素人なんだから判らないちゅうの。
判らないから判る範囲で判断したちゅうの。
と書いてもナガイ先生は怒らないだろう、くらいに信用はしていますが。少なくとも「登場の仕方が間違っている」くらいのことは思うわけです。
昼、母は病院食。僕は売店で「健康を考える人の弁当」というのを買ってきて、健康を考えているだけあって食い足りないもので餡パンを2つほど食べたらこんどはお腹一杯。というか食い過ぎ。
ヒマなので、置きウクレレを静かに弾きながら無駄話などして、と。『涙そうそう』のオルタネート・バージョンができてしまったりしつつ、顔を出した看護婦さんに「なんだこいつ」という表情をされつつ。
「看護婦さん」と書いてはいるが、いまは「看護士さん」なのかな。いいよ、どっちでも。
14時半からセンセーなので、13時半くらいに退出する。別に具合は悪くない患者さんに「お大事に」というのもヘンなような気がして、「まあ、ごゆっくりどうぞ」というのが最近の慣例である。ひとが聞いたら妙かもしれない。
今日のテレビネタ:
病室で新聞のテレビ欄など眺めつつ、と。
テレ東午後ロー『野獣教師』は、悪の校長先生と対決する傭兵あがりの正義の先生の話で面白いぞ。最後は傭兵部隊が校長先生をブチ殺してめでたしめでたし。
テレ東木曜洋画劇場の『ブレイド』は、マッチョの黒人が吸血鬼をばったばったと斬り倒す映画で面白いぞ。
といった具合で紹介しておく。それなりの教養はありそれなりの齢である母なのだが、かつてなにかの拍子に『マニアック・コップ』を観せたらウケたという事例があるものだから、薦めておいても構うまい。
そういえば火曜日の『救命病棟24時』の蕎麦屋は山田辰夫だったのだが、あの声で『狂い咲きサンダーロード』だと判らない人はいないだろうと思っていた僕が甘かった、らしい。
テレビドラマとしてもよくできているとは思っていたのだが、なんか微妙な目配りも凄いような。
曙橋から新宿三丁目に出て代々木まで歩くという道順で、時間としては余裕があった筈なんですが。新宿高島屋の前に駐車してあったロードレーサー(自転車です)が見事な出来で、じっくり眺めているうちに遅刻しそうになりました。
わりと新しそうな物件だったのだけれども、なにしろ今どきカンチ直付け。フロント・ディレイラーのワイヤーがシートチューブを垂下しているのも珍しいし(ふつうダウンチューブでしょう)、「こいつ曲がれんのかよ」っていうくらいにホイールベースが異常に短い。細部込みで「見て」しまいました。
デュラエースかぁ。ノンラグでここまで細いのだったらユーレーとかのほうが似合ったんじゃないかとも思うのだが。あ、ブランドをメモるの忘れた。
今日のセンセー!:生徒50号さん13回目。
Hawaiian Dreamの直前で携帯電話が鳴る。お店を覗き込んでみたら、サトミちゃんが受話器を持っていた。まあ遅刻危惧種だからなあ、俺(ダメじゃん)。電話には出ずにお店に入る。
今日は奥の間では上原まき先生のご母堂がグループのウクレレクラスを演っていて、音の漏れ聞こえてくる環境でのお稽古なんだな。大丈夫、50号さんてばいっぱいいっぱいでそんなの気にしている余裕はござんせん(笑)。というか、始めてしばらくは「ラジオを消していない」ことに気づかなかった私たち(間抜けです)。
とうぜんこちらの音もあちらに抜けているとは思うのだが、人数が違うし(僕はあまりウクレレを弾かないウクレレのセンセーなのだな)、問題なかろう。
まんつ『Pua Lililehua』の単音とソロ譜とコード譜で、単音はまあなんとか(バンプは書き直したほうが良さそうかなあ、なんか納得いってないみたいな)。やはりテンポを食ってしまう癖(ヘキ)があるので、僕がコードで合わせながら演ってみる。そうさのう、押弦がたしょういい加減であっても、ストロークのリズムがきちんとしていれば音楽になる、くらいのことはご案内して、と。寧ろいちばんプリミティブな音楽はおそらく「リズムのみ」で構成されていたであろうことも(ほんとかよ)ご案内して、と。
その絡みで、後半は『カイマナヒラ』のコード譜を3連ストロークを交えて演ってみる。こちらも「とにかくインテンポで弾くこと」がテーマで、ほんとは発音の甘いところがちょくちょくあるのは看過して、と。まさか『カイマナヒラ』を歌わされるとは思いませんでしたよ、んとにも。それでもインテンポでなんとかまる一曲が通るようにはなったし、3連はきちんと弾けているのだからいちおうの成果をみたと言って構わんでしょう。
『カイマナヒラ』は、いかい形ばかりとはいえ、歌詞の発音くらいはきちんとしておかんといかんのだろうなあ。えらいことになってしまった。
帰宅して、リハビリのためにロックだのジャズだのを聴く。具体的には、グランドファンクとスティーブ・レイシー。
今日のイチャモン:
TBSラジオのホリえもんなのだが、相方のDJがインターネットとかインタラクティブとかいう概念をぜんぜん理解していない風情で、ちょっと気の毒だったなあ(←台本の存在を想定しない場合)。
そも、市場取引とTOBのどちらが正統かと言えば、そりゃ市場取引なんじゃねえの? 株券というのはそも「配当」をメインとして発行されているものなんじゃねえの? フジテレビのやってることはリクルートの「安定株主工作」となにも変わらないし、「ルール」は「倫理」にこそ規定されるものだと真剣に思うのだが(僕は江川の巨人入団を倫理違反だと思っている。恥を知らないやつはそんなことを気にしない)。
プロ野球、西武、フジサンケイと来てですね、どうしたって判官贔屓に傾くのもしょうがなかろう、とも思うし。実際にホリえもんが判官であるかどうかは措いといて、「体制」との関係を考えるならばホリえもんは明らかにロックなんだな。とうぜん私はそちらに傾くわけで。
明日は、
某所野暮用後に病院、かな。
18時からのセンセーは生徒49号さん11回目。『Ku'u Lei Momi』というのと『Nani AhiAhi』というのがあってですね(判らん(笑))、あとは3連のストローク、と。
あ、またハワイアンだ。
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2005年 02月 23日
午前8時起床、コカ・コーラ(500ml)。
今日の花粉症:
俺は花粉症じゃない、と言い張り続けて早ウン年。春先になると鼻の調子がよろしくなくなるのは例年のことだが、鼻風邪でしょうということで片づけてきていた。
今日は春一番も吹いて、なんでも今年いちばんの杉花粉飛散日であったらしい。そんななかを一日中あっちこっち出歩いていたのだが、特に洟が止まらないというようなこともなく、パブロン鼻炎錠Sの出番もなく。
ふむ、やはりこないだうちの症状は「単なる鼻風邪」だったということだな。
これで自信を持って生きていける。
今日のイレッサ:
朝も早よから親父を伴って女子医大に行って、親子3人してナースステーションで先生のムンテラを受ける。焦点はやはりイレッサ使用の是非だな。
結論として、イレッサはやめといてふつうの(と言うのか)抗癌剤による治療を試みてみることになる。
- イレッサは癌細胞の上皮成長因子受容体遺伝子に突然変異があると効果的だという説はあり、適合検査の試みも行われてはいるのだが、いずれにせよ癌細胞のサンプルがなければ適合検査は実施できない。母の場合は現状で「腫瘍マーカーが上がった(腎機能は正常)」だけなので、サンプルなど取れよう筈もない。
- 仮にイレッサが「劇的に効」くとして、現状でいずれ大した癌細胞は存在しないのだから、効果も劇的にはなり得なかろう。
- アストラゼネカ社のパンフレットには、冒頭で「初回治療には使用しない」とあるのに、注意事項には「初回治療の際に」という項目がある。なんかおかしいような気がする。
- いずれにせよ、いいほうで考えても「ハイリスク・ハイリターン」であることは間違いあるまい。治療による耐性もあることだろうし、そうであるなら「いざ」というときまでは(そして体力のあるうちは)通常の抗癌剤治療を実施しておくに如くはあるまい。
こんな感じ。先生には1時間もお付き合いいただき、ありがとうございました。
終了後、父と近所の焼肉屋さんでカルビ定食。これはゴムかと思うくらいに固いカルビだったが、カクテキがすごく美味しかったから勘弁してあげる。ついでに若松町のドラッグストアで500ccのペットボトルのお茶を3本買う。病院で買うと150円のところ、102円。病院に戻ってペットボトルを冷蔵庫に放り込んで、次なる特殊ミッションへ。
とりあえず中野に出るので、今日も夏目坂を下る。昨日のケーキ屋さんが母に好評だったもので、通りすがりに名前をメモっておきました。Mother Leafって言うんだけど、頂戴して病室に置いてきた名刺にURLも書いてあったのに、名前まで判っているにも関わらず、ネット検索でウェブサイトを探し出すのにえらい苦労しました。俺が無能なのかなあ、いちおう僕ってリサーチャーとかも業務でやってるんですけど(←単なる恥さらしでしょうか(笑))。
ちなみに、微妙に駅から離れた半端な立地だなと思っていたのだけれど、モスバーガーの系列だったんで納得しました。いや、大量生産っぽい雰囲気は微塵もないし、むしろどうやらパテシィエが勝手に作っているような感じだし(通販はしているようだが)、店員さんもマニュアル対応っぽくないし、なにより現状で札幌と早稲田ってどういう組み合わせなんだよ、しか店舗はないようだし、文句はない。
今日の調べ物:
中野で資料を回収してから、京王線八幡山の大宅壮一文庫に向かう。ざっくり言うと「雑誌の図書館」ですね。今日のミッションは「雑誌をめっけて、当該部分のカラーコピーを持ち帰る」というもの。はい、中学生でもできる仕事ですよ。でもちょっと行ってみたいじゃない、そういう面白そうなところ。彼の有名な松沢病院も見られるし(精神病理に凝っていたことがあるのですよ)、ざっくり時給2,000円くらいで引き受けました。
楽しい。ついでに1994年の『日経TRENDY』を読んでいたら漫才ブーム(あったね、そんなの)の記事が載っていて、若手有望株としてなんとかいうコンビ(消えたんでしょうね)とガレッジセールが取り上げられていて、若いゴリが「七三」でやんの。いやあ、笑いました。
係の人も親切に対応してくれて、無事にミッション完了。指示にあった雑誌の日付が発行日ではなくて発売日だったり、予想を裏切る膨大な量のコピーにちょいとびびったりしつつ。そのうちHDPとか朝ジャとかのバックナンバーを眺めに行ったら面白いんじゃないかな。
往復の車中用にナンシー関『テレビ消灯時間(6) 天地無用』を持参。土曜ワイドのテレビ朝日『事件記者冴子の殺人スクープ「絶体絶命!恋人が殺人容疑で全国指名手配・・・」』(2001年)というのの記事があって、それって俺ってば先週金曜日に眺めたばっかりだよ。シンクロニシティってやつだろうか。水野真紀のほっぺたについては同様の感想を抱いていたこともあり、なんか運命とか感じました(ウソ)。
今日のセンセー!:生徒54号さん9回目。
新宿から徒歩で代々木に出て、共産党の先の『光麺』(異常に重いトップはこちら)で塩光麺。ラーメン屋さんだと僕は大概新聞とか文庫本とかマンガとかを読みながらいただくのだが、ここのラーメンは僕に「ながら読書」を赦さない。やっぱり美味いのかなあ。
個人的には、ラーメンもそうだが「ガラスシェードにクリア電球」という貧乏くさい内装も気に入っているのでした。
Hawaiian Dreamに着いてみたらなんでか生徒47号さんがいらしていて、-200語ほど削除-
54号さんのほうは、じっくり診るつもりだったバラッド系のソロ譜なんかはどんどん弾けていて、どんどん弾けるので教えることがない僕が面白くない(なんてセンセなんだ)。軽く指遣いは診て、これだけ弾ければ楽しそうだな、なんて思ったりもするんだな。楽器経験まるで無し、習い始めて100日目である。欲を言えばもうちょっと独創が欲しいところだが、ある意味で天才生徒さんではあるらん。
クヤシいので(笑)、宿題を一通り演った後にストローク篇に突入。ダウンダウンアップの3連とンチャキを入れてみて、これもなんとなくはできているのだが粒立ちがもうひとつなのでちょっと指導して、と。
リクエストで『SPAIN』が出てきたもので、これは真面目に書いてみようと思う。もちろんチック・コリアのほうです。意外とすぐに弾けてしまうに違いないし、それはとてもいいことだと思うし。
作ってきた資料を代々木駅でクライアントにお渡しして、本日終了。
今日のイチャモン:
テレビ朝日『相棒』は、「不思議なシチュエーションから始まってどんどん落としていく」という構成が大好きなものでよく観ている(『トリヴィア』をあきらめて、だ)。今日はピアニストと調律師の話で、本編のコンサートホールにはもちろんフルコンが置いてあるのだが、回想シーンの「子どもコンクール」ではステージにG3が置いてあった。あり得ねえだろう、そんなのは。
まあ『古畑任三郎』の木の実ナナの回でステージに置いてあったのはG3かうっかりするとG2だったからな、まだまともか(納得すんな>>俺)。
サム・ライミの『シンプル・プラン』のネット評を眺めていたら、なんか一般には男どもが「拾った現金をネコババする」というほうが「シンプルなプラン」だと言われているのだな。えー? どう考えても「ブリジット・フォンダが頭のいいつもりで考案した簡単な計画」のほうが全体を阻害しているじゃあありませんか。タイトルは(俺としては間違いなく)ブリジット・フォンダの提案にかかっていると思っているのだけれども。俺が間違っているのかなあ。間違っていないと思うのだけれどもなあ。
とか思いながらニュースを眺めていたら、堤パパ(堤康次郎)の家憲に「女の入れ知恵に迷うな」ってのがあったらしいんだな。笑いました。
ニュース23を眺めていたら三谷幸喜がゲストで、紹介テロップの代表作に『笑いの大学』というのが載っていました。それ『笑の大学』だってば、ほんとにいいかげんなんだから。なにが「ニュースに間違いは許されない」んだ、許されないなら連発するな、連発したらちゃんと謝れ馬鹿野郎>>頭の固い報道。
そりゃまあ難聴者団体とか相手にしていれば、あらゆる知恵を使って「言い逃れる」という放送局側の態度も理解できないこともない。でもちゃんとやらないといかんでしょう、あんたらは一応。
明日は、
病院とか行ったり。いちおう点滴治療は始まるからな、なんとか。
14時半からのセンセーは生徒50号さん13回目で、また僕が『Pua Lililehua』など歌って、ってことか(なんかなぁ)。
曲は増やしたいんだけどなあ。もうちょっとなんか歌うか(だからハワイアンって歌いたくないんですけどぉ)。
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2005年 02月 22日
朝8時起床、コカ・コーラ。
お風呂後、元締のところに餃子のお裾分けに行って、ついでにJapanistの設定についていろいろと教わってくる。なるほどね。餃子のぶんは、エビピラフとシジミスープなどご馳走になって、と。
今日の地元の人にしか判らない話:
宇都宮の上野百貨店沈没の発端となった大田原店なのだが、居抜きで東武百貨店が入って繁盛しているんだってね。嗚呼、上野さんてば言い訳のしようがなし。
今日の病院:
中野から女子医大ということは、えーと。そうだな、東西線で早稲田に出て夏目坂を登るとするか。
早稲田に着いてみたらどうやら入試の日だったらしくて、受験生の山。みんな暗い顔をしてなんとなく汗くさくてちょっとヤだ。まあ嘗ての自分のことを考えればあんまり言えないけれども、どうせ受験生はこんなとこ読んでないし。がんばって全員合格してくれい。
夏目坂の途中にちょいと小粋なケーキ屋さんがあって、見舞いでショートケーキのようなものを買う。「あの、小さいのひとつでも売っていただけるのでしょうか」って、だってケーキを購入する機会なんてないものね、俺。小さいのひとつでも売っていただけて、母に食べさせてみたらけっこう好評でした。ついでに貰っておいた店の名刺にURLが書いてあったのだが(置いてきた)、ネットでどう検索してもひっかからない(実在する店なんだろうな、いくらなんでも)。どういうことなのだろうかしらん(答:僕が無能だから、なのだろうと思う)。
今日は二人部屋から個室に引っ越したとのことで、ちょいと後片付けなど手伝って、と。別段に自覚症状などはないのだからそんなに構ってやる必要もないのだが、自覚症状がないということはヒマなわけで、バカを言いながら掃除などする。
ヒマのついでに、ふたりして病棟の探検などする(はいはい、親子してバカですよ)。
その結果として、504号室と509号室が存在しないというか欠番になっているのは判る(4階と9階は存在する)。
513号室はあるんだな。そりゃまあここは日本なのだから構うまい。
502号室は何故存在しないのだろうか。
今日のイチャモン:
North Korea's sate newspaper has accused Japan of aspiring to rule a "Greater East Asia Co-prosperity Sphere" beginning with an invasion of Korea with the assistance of the United States on Sunday.
英会話教育系のメーリングリストを講読させていただいていて、今日来たメールにあった例文なのだが。
訳文は、
北朝鮮の国営新聞が日曜日、日本は「大東亜共栄圏」支配を目指して、米国の援助を受けて朝鮮侵略を始めている、と糾弾した。
というものなのだが、だったらやっぱり「state newspaper」なんじゃないのか。
ことさらに言い募ることではないのだが、いやその、初心者ですのでよろしくお願いします。
以前に僕の事務所に「安い電話」の営業が来て、3日もしたら「すみません、パンフの電話番号が間違ってました」という連絡があったことがある。電話業者なら電話番号、英会話MLならスペリングこそが生命線だと思うものだからひとことさせていただく。
今日のZircons:
なんかアカペラでドゥーワップを演ろうという企画があってですね。風信子鉱雑唱団。その初顔合わせということで銀座で一杯ってな話で、女子医大から有楽町か。えーと。そうだな、
- 早稲田に戻って東西線から適当に銀座へ、
- 大江戸線若松河田から飯田橋に出て、総武線から神田乗換、
- 曙橋から市ヶ谷に出て総武線から神田乗換、
あんまり面白くねえな。けっきょく「大江戸線若松河田から春日乗換の都営三田線で日比谷駅下車、あと歩く」というのを選択したらですね、あいかわらず銀座の地理を間違えていた(180°リバースしてるんです、あのへん。5年間がとこは朝日新聞でバイトしていたちゅうに)もので、皇居前から数寄屋橋まで歩く破目に。間抜けだ。
それでも定時に到着してみたら、アキとサンチャゴはいたのだがもうひとり(よく存じあげない)が「いま厚木からクルマで向かっている」のだそうな。軽く90分はかかるな(笑)。
糅てて加えて、アキがなんだか胃の具合がよろしくないのだそうで、なにやら吐き気もするらしい。しょうがないので「ケンタッキー・フライド・チキンの話」とか「ドンブリ一杯の生温かいサントリー・ホワイトの話」とか「背脂たっぷりのちょっとノビたラーメン」の話などしてから、今日は解散。最上のすべりだしではあるらん。
ほんとはあとひとりくらい欲しいんだけどな、まさぜんあたりどうかな。
今日のウクレレ:
ひさかたぶりの銀座だもので、数寄屋橋から地下鉄に乗ればいいものを四丁目交差点までなんとなく歩いて、ついでに山野楽器も覗いてみました。
4階のウクレレ売場で15万円のFT(コアトラトラ)など眺めているところに、聞くとはなしに聞こえてきたのが、お客のお嬢さんにウクレレの解説をしている店員さんの謂。
こっちがコアで、こちらはマホガニーといいまして。
嗚呼、口出ししてえ。まずサイズとスケール、それから「鳴り」でそのあとブランド毎の品質と特徴、「材」なんか最後なんじゃねえのか。しかもいきなりクマラエかよ(そこらへんにMANAとかあるのに)。
アップライト・ベースを少し見てからの帰りにそのお嬢さんとエレベータでご一緒しましてですね、よっぽど声かけようかなと思ったんですけど、それってヘンな人だし。はい自粛。
あたりまえだ。
帰宅してCX『救命病棟24時』など眺める。
東京に阪神淡路クラスの大震災があって病院大騒ぎ(正確には「病院も」、だな)という話で、ある意味では「テレビのバジェットでもここまでできる」といういい見本だと思う。
米倉斉加年が出てきてびっくりしました。
晩飯、岩下のピリ辛ラッキョウ(製品プロデュースが旧知の漬物学者なんだな)、岩下の新生姜(製品プロデュースが旧知の漬物学者なんだな)、ローソンで買ってきた冷凍モツ鍋(なんか以前に失敗した記憶がなきにしもあらずなのだが)、といった感じ。
明日は、
午前中、病院でムンテラ(行けたら、ね)。イレッサかあ、どないしょ。
午後、なんでか大宅壮一文庫(予)。
19時からのセンセーは生徒54号さん9回目で、楽器経験まるで無いのにタブ譜の読みは異様に速い生徒さんなんだな。バラッドの譜面はいくつか(『Smile』と『Over the Rainbow』と『Amazing Grace』と『卒業写真』)は演るとして、そろそろストロークでも入れてみましょうか。
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2005年 02月 21日
あれ? ヒマだ。
朝、コカ・コーラ。
今日の西川貴教:
『プレイヤーズ王国』にいくつか新曲を公開。
『Twinkle Million Rendezvous』とかそんなんですね。
今日のウクレレ:
僕にとっては盲点ということで、5323のGmとか4313のGφとか2040のEmとかを編み出しているのだが、なかなかすんなり弾けないなあ。曲? インストで『ベサメ・ムーチョ』(in Dm)と『哀愁のヨーロッパ』(in Am)と『花の街』(in F)と『'Round about Midnight』(in Am)って品揃え滅茶苦茶。
つまりね、先日に生徒39号さんのLow-Gを弾いてからですね、「どうせならHigh-Gはよりクラスターらしく」ということでボイシング開発シリーズが始まってしまったわけです。たとえば曲のルートがEmであるならば、それは2340よりは2040であるべきなのではないか、他方で音色をコントロールするのならば開放弦はいっそ省いたほうがいいのではないか、といったようなことを考えつつですね。効果が微妙に薄いところがまた楽しい。
ついでに、メロディラインのオクターブを気にするのをやめました。ところどころジャンプするけど気にしない。演奏効果としてはむしろマシな気がするから構わないでしょう。むしろ、せっかくクラスターになっている状態を利用しない手はないだろうし。
反動もありましてね。たぶん近日中に、MANAにはLow-Gを張ってしまいそうな気がします。
26日のおやぢフォークイベント『勤労者のわくわくコンサート「夢、みつけたい!」』っていうネーミングはまあ措いといて、に僕は勤労者というよりはむしろニートなのになんでか参戦予定で、15分ほどのステージを軽く。演し物はいちおう『家とカサ』、『涙そうそう(インスト)』、『君に会えてよかった(Blues Ver.)』といった感じで提出しておく。でもひょっとすると『All of Me』と『コーヒー・ルンバ』と『ラストダンスは私と』になっちゃったりするかも。客層を見てから考える、っと。
今日の暇つぶし(1):
USB親指キーボードの「後退」キーで、やっとこさ確定動作ができるようになりました。あとはシフトミスの対策がなんとかなれば、けっこう使える環境になると思うのだけれども。
本来ならばこれくらいはデフォルトになっていて然るべきだと思うのだが、まあいいか(どうせ半ば死んでるようなデバイスだし(憫笑))。
昼、ポンジュース。それって食事か(笑)。
テレビガイド誌によればテレ東午後ローは『アベンジャー』。たまにユマ・サーマンの顔でも観るかと思って点けてみたところが、なんでか戦闘機が飛び交っている。あれ? 『デビルスフライト』じゃあありませんか。ちなみにテレビガイド誌をよく見たら、『アベンジャーズ』ですらないポリス・アクションがさらに差し替えられていたのですね。いろいろ間抜けでした。
あのー、CXの昼メロで『冬の輪舞』というのがあるんですが、やっぱり「ロンド」と発音すべきなのでしょうか。いえ、どっちでもいいんですけど。
映画のほうは、アメリカ空軍パイロットのデンパさんが核ミサイル搭載の戦闘機を私物化して大暴れといういい話で、空中戦がイヤというほど観られます。というかケツ取られてからロックオンされるまでに時間かかりすぎなような気もするけど、一瞬で決まっちゃ映画的にはちょっとね。見逃してあげましょう。
今日の暇つぶし(2):
ニックネームとNicholasとの関係について調べてみました。関係ありませんでした。
なんでRobertがBobなんだとかWilliamがBillなんだとか、さっぱり判りませんでした。
僕はスイスのレストランで通訳していたときはJonnyと呼ばれていました。なんでや。
そういえば「なんでセンセは"りび"なんですか?」という質問をたまに受ける。「長くなりますから」って言って教えてあげていないのだが、まあいいでしょ。ちなみに命名は合唱指揮者の清水敬一によるものだったりするのですが。
今日のイレッサ:
つまり、
- 効く人には効く、効かない人には効かない。
- 効果の予想はDNA検査である程度は可能、であるらしい。
- 延命効果は、ないと思ったほうがいいのかなあ。効けばQOLは上がる、らしい。
- 経口投与であるため、患者の負担は少ない。
- 間質性肺炎等の副作用は、甚大であると思ったほうがいい、ような気がする。
ふむ。欧米人には効かないが東洋人と日本人には効く、という話もある。東洋人と日本人を同一視するのはいかがなものか、という意見もある。そりゃまあ日本人も東洋人とは雖も、食生活なんかはまるっきり欧米ライクなのだろうし、データが出ていないのだからこれは判らない。
というか、薬効と副作用についての検証をすすめているのは厚労省ではなく発売元のアストラゼネカ社なんだな。そしてアストラゼネカ社がデータを秘匿している、という構図らしい。こういうのこそお役所が率先してやらなきゃならないんじゃないか、なんてたまに正論を書いてしまっているような気になっている私。
ところで、アストラゼネカ社は欧州でのイレッサ承認申請を取り下げている。「効かない」っていうデータが出たんだから当然だよな。アメリカ食品医薬品局は回収も含めた対応を検討中、という話もある。ここだけ読めばこれは「毒物」だよなあ。
間質性肺炎とイレッサとの相関関係を示すデータはない、と言い切る研究者もいる。あのー、それって統計的に有意な判断ができるほどのサンプルがない、というだけの話なんじゃないでしょうか。違うんでしょうか。データを出していないんだから、その主張は間違っていると思うんですが。
とは言うものの、CTもMRIもPETも使い放題(ほんとか)なんだから、間質性肺炎くらいは早期発見できそうな気もするし、というかそのための入院ではあるのだが。ふむ。
実際効いていて「もう駄目だと思ったけどどっこい生きてる」とか「感謝しています」という話もネットでは散見される。いやまあ、副作用で死んじゃってないから意見が出せるわけでもあるのだろうが。
あー、判んねえ。
夜、ヒマこいて『シンプル・プラン』のビデオなど観る。
要するにブリジット・フォンダ(隠れ主演)の計画がことごとくスカをこいていくという話で、君はアサシンでニキータしてたんだからトカレフ持って大活躍していれば無事に済んだ話、ではある。巻き込まれた男どもが右往左往しているのが身につまされるのだが、好き。
やっぱり頭で考えただけの計画は、かんよ。
ゲイリー・コールのインチキFBI捜査官がすごくいい。こいつだけ自信持ち。
ダメ男シリーズで、『フル・モンティ』とかに流れようかなあ。
とりあえず餃子でもいただきましょう。
明日は、
これといってとくになし。
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